オオハンゲ

サトイモ科 ハンゲ属

山地の林下に生える多年草で、高さは20〜50センチ。葉は1〜4枚で3深裂し、裂片は広卵形又は狭卵形。葉柄にむかごを付けない。
苞は緑色又は帯紫色、舷部は卵形で、鈍頭。付属帯は長さ15〜25センチ。本州中部地方〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

どこかで見たような姿(カラスビシャク)ですが、沖縄ではなかなか見つからない貴重な植物ということです。
山頂に近いところで、反対側からは撮影できない崖の縁に、すくっと立ち上がっていました。崖は180度に視界が開け、新緑の森がうねって続いています。まるで植物の王が、下界を見下ろしているようです。

この徒然想を書きながら想い返します。あのオオハンゲはこれからもずっと、下界を見下ろしながら咲き続けるのだろうな!

−同じ科の植物−
2008.4.12 沖縄県本島
2008.4.12 沖縄県本島
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