海岸の草地、砂地などに生える多年草で、高さは15〜60センチ。根出葉は花時も枯れず、長楕円形で、羽状に深裂し、質は光沢があり厚く、刺は鋭い。茎葉は茎を抱かない。 頭花は短い枝の先に単性又は数個付き、紅紫色で直径3センチほど。総苞片は鐘形で、総苞片は10〜11列で、開出する。1〜4個の苞葉がある。花期は6〜12月。別名 ハマゴボウ 伊豆半島、伊豆諸島以西〜九州に分布する。 〜徒然想〜 海辺の花散歩で、背が低く、葉を大きく広げたアザミに出逢いました。葉はサボテンのように厚く光沢があり、いかにも海辺の植物という感じです。 花が白い粉を噴いているのが珍しく思い(花粉でした)、慎重にカメラに収めました。 葉状の苞が1〜6個あって目立ちますが、葉と同様に鋭い刺があるので要注意です。 地中の長い根が食用になることからハマゴボウという別名をもちます。 −同じ科の植物−