ヒトモトススキ

カヤツリグサ科 ヒトモトススキ属


主に海岸近くに生える大型の多年草で、多くの葉と共に巨大な株となる。茎は剛硬で、高さ1〜2メートル。
夏に上部の葉腋から多数の小穂を出し、それが集まって褐色の花序をつくり、それが何段もつく。
別名のシシキリガヤは、葉のざらつきが強く、小刺があってイノシシも切れることからなる。



〜徒然想〜

やんばるの森の入り口を少し入った暗がりで、道を塞ぐように生えていた。背丈は胸のあたり。こげ茶色の大きな穂が南国を思わせる雰囲気がある。
図鑑をみれば、ススキの仲間の多分にもれず、陽当たりのいい草原に生える写真がある。なぜあの株だけが林の中に生えていたのか、思い返すと気になりだした。

2007.3.17 沖縄県本島
2007.3.17 沖縄県本島