ゴマナ

キク科 シオン属

山地の草原、林縁などに生える多年草で、高さは1〜1.5メートル。茎はよく分枝し、葉とともに細毛があってざらつく。根出葉は花時に枯れ、茎葉は長楕円形、先は尖り、粗い鋸歯があり、裏面に腺点がある。
頭花は茎頂に大きな散房花序となり、直径1.5センチほどの花を多数付ける。舌状花は白色で1列、総苞片は2〜3列、線形、緑色で鋭頭。花期は8〜10月。近畿地方以北の本州に分布する。

〜徒然想〜

今日の山散歩は、沢を渡ることから始まります。沢の水は澄み渡り、流れは山に心地よいBGMを流しています。
ゴマナは、そんな沢に覆い被さるように咲いていました。花を多くつけて重くなった花穂は、今にも流れに付きそうです。
一方で、対岸には2メートル近くにもなるこの花が、これも多くの花を天に向けていました。
ゴマナ(胡麻菜)の名は、菜の字がつくように若葉が食用になることと、胡麻の葉に似ることによります。

−同じ科の植物−

2006.9.9 山梨県北岳
  2006.9.2 長野県八ヶ岳   画像にポインターをおいて下さい   
 2023.8.26 長野県湯ノ丸高原   2023.8.26 長野県湯ノ丸高原 
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