マユミ

ニシキギ科 ニシキギ属

 
  2006.7.7 長野県八ヶ岳


丘陵〜山地の林縁などに生える落葉小高木〜高木で、高さは3〜5メートル、ときに10メートルほどになる。葉は対生し、長楕円形〜楕円形、先は鋭頭〜急鋭尖頭、両面無毛で縁には波状の細かい鋸歯がある。
花は1〜5個の集散花序を出し、1〜7花を付ける。花は緑白色〜淡黄緑色で花弁は4個、直径1センチほど。果実は刮ハで、倒三角形で4稜があり、直径1センチほど。淡紅紫色などに熟して4裂し、仮種皮に包まれた種子が下垂する。花期は5〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

植物園で、鮮やかな赤に色づいた実に出逢いました。名は聞いたことがありますが、名札をみて、これがマユミかと、おもしろい姿の実を撮ったものです。
縁あって、八ヶ岳の散歩道で花に出逢ました。実とは異なり、モジャっとしているが地味な花の姿に、マユミの別の一面を見た想いがしました。

その後、丘陵地や県民の森などの花散歩が増えてくると、花や実との出逢いが多くなりました。

−同じ科の植物−

 2023.5.12 東京都八王子市    2023.5.12 東京都八王子市
 
 2022.11.22 東京都八王子市   2022.11.22 東京都八王子市 
 
 2022.9.10 東京都八王子市
開裂前の実
   2012.6.2 島根県
細かい鋸歯がある