ミツバベンケイソウ

ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属

 
           2005.8.27 山梨県北岳

岩の露出した林の中や縁、渓流沿いに生える多年草で、高さ20〜80センチ。直立、まれに斜上する。葉は楕円形〜広披針形で、長さ2〜10ミリの柄があり、3輪生、まれに4〜5輪生する。まばらに鋸歯があり厚みがある。
花序は複散房状で、花弁は広披針形、長さ4ミリほど。葯は淡黄色、まれに暗褐色。花期は8〜9月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

花のシーズンがほぼ終わった12月からは、積み残した花の整理に追われています。
山の麓で撮ったこの花は、ヒヨドリバナの仲間と思い探し、名が分からなかったものです。
ある日、ほかの花を探していたときに、この花に行き当たりました。思いもしなかったベンケイソウ科にありました。
名前が分かると不思議なものです。撮影したときの情景が頭に浮かんできます。モコモコとした花が肌触り良さそうです。

オオチチッパベンケイと思い撮影したものは、本種であることが分かりました。本種はふつう3葉ですが、4〜5葉あることがあり、小さな株では2葉が対生することがあるようです。

−同じ科の植物−

2005.8.27 山梨県北岳
2010.10.16 茨城県 2010.9.18 広島県帝釈峡
 
 2010.10.16 茨城県   2010.10.16 茨城県 
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery