ムラサキイヌホオズキ

ナス科 ナス属

南アメリカ原産の帰化植物で、高さは30〜60センチ。茎や葉は紫色を帯び、稜があり、曲がった毛が疎らにある。葉は互生し、葉柄があり、楕円形、縁は不明瞭な波状鋸歯がある。
花は散形花序に2〜5花を付ける。花冠は鐘形で5裂し、白色〜淡青紫色。液果は球形で直径9ミリほど、黒く熟す。花期は8〜11月。関東地方以南〜沖縄に分布する。

〜徒然想〜

アワコガネギクを探しにきたとき、林道脇で見つけました。全体の形は平地で見られるイヌホオズキです。しかし、茎は濃い紫色で、葉も紫色を帯びています。
ネット等の検索によればムラサキイヌホオズキの名が挙げられていましたので、これにならうことにしました。
白い花が盛りで、紫色を帯びた葉とのコントラストで、なかなかきれいです。

上記は先に本項を収載したときに記したものですが、画像は本種か疑問を持っていましたので、すべて差し替えました。
難しい仲間で、テリミノイヌホオズキも葉の縁が波状の鋸歯があり、花は淡青紫色のものもありますし、果実の萼片も立ち上がります。
アメリカイヌホオズキにも似ますが、種子や顆粒を比較していませんので、区別できていません。

−同じ科の植物−
2021.11.16 東京都調布市
2020.10.3 栃木県 2020.10.3 栃木県
 2021.11.16 東京都調布市
   2021.11.16 東京都調布市
萼片は立ち上がる
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