ナワシロイチゴ

バラ科 キイチゴ属

日本全土の日当たりの良い草地や林の縁に生えるつる性の落葉低木。枝には下向きの刺があり、軟毛が密生する。葉は互生し、普通3小葉で、ときに5小葉。頂小葉は菱状円形〜広倒卵形で、先は円頭、縁には粗い欠刻状の重鋸歯がある。裏面は白い綿毛が密生する。
花は枝先や葉腋に上向きに付け、花弁は長さ6ミリほど、紅紫色で平開しない。萼には軟毛が密生し、小さな刺がある。果実は集合果で、直径1.5センチほど、赤熟する。花期は5〜6月。

〜徒然想〜


ナワシロイチゴの名は、箱根湿性花園でみて知っていました。八ヶ岳の観察会で、S先生が道端のまだ花のない葉を指してこの名を言ったとき、花を思い浮かべて妙にうれしくなりました。後日、開花を確認して、花を撮影したときもうれしくなりました。

−同じ科の植物−

2005.6.18 箱根湿性花園

上記は2006年に撮影したときの画像に付した徒然想ですが、当時のことを思い返すと積年の思いがします。何もかもが初めて見る花で、名前を覚えるのに何度も何度も声に出していました。
今では、ど忘れした名を思い出そうと、あれ、あれ、という名しか思い浮かんできません。


2006.7.8 長野県八ヶ岳
2006.7.8 長野県八ヶ岳

2019.7.7 山梨県 2019.7.7 山梨県
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