シシウド |
セリ科 シシウド属 |
2006.7.15 長野県車山 | 2006.7.15 長野県車山 |
山地に生える多年草で、高さ2メートルにもなる。茎は太く中空で、葉柄の基部は鞘になって茎を抱く。葉柄は膨らんで袋状となる。葉は2〜3回3出羽状複葉で、小葉は長楕円形で鈍い鋸歯がある。 上部で分枝した茎の先に、大きな複合散形花序に白色の5弁花を多数つける。総苞片も小総苞片もない。花期は7〜11月。本州〜九州に分布する。 〜徒然想〜 通い慣れた信州の高原ではよく出逢います。しかし、アップするにあたって、意外と写真が少ないのに気づきました。晴れわたる広々とした草原でデンと居座った姿に、ちょっと身を引き、あまり美しさを感じていないからかもしれません。 図鑑で調べると、花茎をつけるまで4〜5年かかり、花が咲き実をつけると枯死してしまうことを知りました。あの堂々とした姿にそんなはかない運命があるとは・・・・・・。次はしっかりと三脚を固定し、花の一つ一つを撮ることにします。 シシウドとその高山型のミヤマシシウドはよく似ています。ミヤマシシウドは茎に毛がないこと、小葉が細く先が尖ること、やや光沢があることなどで区別されるようです。でも、その区別は難しく、ネットではより高地のものをミヤマシシウドとしていることが多いです。 −同じ科の植物− |
2006.7.15 長野県車山 |
2010.8.13 長野県霧ヶ峰 | 2010.8.13 長野県霧ヶ峰 |