ナナカマド

バラ科 ナナカマド属

 
2007.6.30 群馬県尾瀬   2016.6.5 北海道

低山〜亜高山帯の林内や林縁に生える落葉低木〜高木で、高さ3〜10メートル。
花は白色で、ウラジロナナカマドよりも小さい。
果実は赤くなり球形。葉は奇数羽状複葉で、小葉は5〜8対、鋸歯があり、先は長く尖る。花期は5〜7月。北海道〜九州に分布する。


〜徒然想〜

ナナカマドといえば赤い実と紅葉を思い浮かべてしまうほど秋を代表する植物ですが、夏に白い花を咲かせるのは意外と知られていないかもしれません。

久しぶりに秋の北八ヶ岳を歩いてきました。ナナカマドの葉が足元に落ち、道を赤く染めています。中には、まだ瑞々しい赤に染まった10枚ほどの葉をもつ小枝があり、思わず拾ってしまいました。帰り車のフロントにはナナカマドの赤い葉が揺れていました。

仲間にウラジロナナカマドタカネナナカマドがあります。いずれも、ナナカマドより大きい花を持ちます。

−同じ科の植物−

     
2002..9.13 長野県八ヶ岳
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