タデスミレ

スミレ科 タチツボスミレ類

山地に生え、全体に無毛又は茎と葉にわずかに毛があり、高さ25〜35ほどになる。葉は倒披針形で、長さ7〜10センチ、低い鋸歯がある。
花は白色で、縦長、長径13ミリほど、側弁には毛があり、唇弁には紫条がある。距は短く、柱頭は無毛。花期は5〜6月。
長野県の限られた地域に自生する。

〜徒然想〜

ネットや図鑑で、”すみれ”のイメージを変えるような、上品に立ち上がる姿をみてから憧れていました。
以来数年、ようやく出逢いの機会がきました。目の前には、清楚な白い”すみれ”があります。
残念ながらこの年は開花が遅れ、花を開くのは1株のみ。背丈もさほど大きくなくイメージどおりではありませんでした。それでも、憧れの”すみれ”を前に、身が震えるほどうれしくなりました。
周りには蕾をつけた株がいくつかみられ今後が楽しみです。
次週は予定が入っており、残念ながら訪れることができない。また来年出逢えることを、また、いつまでもここに咲き続けることを願いつつ、観察地をあとにしました。

左は2年後に再訪した際の画像で、ほぼ満開状態でした。風にゆるりと揺れていました。

−同じ科の植物−
2009.5.23 長野県
2007.5.19 長野県(画像にポインターをおいて下さい) 2007.5.26 長野県
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