タカネマンテマ

ナデシコ科 マンテマ属

高山帯に生える多年草で、高さ10〜20センチ。葉は倒披針形で、両面に毛がある。
茎頂につく萼筒の先に小さな花をつける。萼筒には暗緑色の10脈があり、脈上に黒い毛がある。萼筒は、花期には細長く、次第に丸く膨らみ上向く。花弁は淡紅色〜白色で、ごく小さい。花期は7〜8月。

〜徒然想〜

昨年、タカネマンテマが見たくて北岳に登ったが、花は既に終わっていました。一週間前にも来た女性が、“先週はきれいに咲いていたよ!”と、自慢気に言うのを聞いて悔しい想いをしました。

今年は雪が多く残り、全般に花が遅れています。道々の不安が的中し、タカネマンテマは目的の場所では、まだ蕾も出ていませんでした。がっくりです。
でも、北岳山頂のお地蔵さんが願いを叶えてくれました。お地蔵さんには、無事な花旅と家内安全を願い、手を合わせました。あきらめたタカネマンテマに出逢ったのは、しばらくしてからです。
提灯の先についた小さな花がうれしかった。

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2007.7.28   山梨県北岳
2007.7.28   山梨県北岳 2007.7.28   山梨県北岳
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