タツナミソウ

シソ科 タツナミソウ属

地や丘陵地の草地や林縁などに生える多年草で、高さは20〜40cm。茎は白色の粗い開出毛が多い。葉は数対付き、広卵心形〜三角状卵形、両面とも軟毛が多く、縁には鈍い鋸歯がある。
花序は3〜8センチで、片側に偏って唇形花をつける。花は青紫色〜淡紅紫色で、白色もある。長さは2センチほどで、開出毛が多い。花期は5〜6月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

高尾山でタツナミソウと思える植物に出逢いましたが、今一納得できないものがありました。
典型的なタツナミソウに見たいと思っていたところ、伊吹山で画像の花に出逢い、こちらはタツナミソウでいいのではないかと思っています。中には唇弁に斑点がないものも見られました

なお、その後の検討で、高尾山の画像はオカタツナミソウと思われました。
さらに似た花にヤマタツナミソウがありますが、こちらは花がややまばらに付き、葉の鋸歯が三角状と認識しています。

−同じ科の植物−

2007.5.12 東京都高尾山
  2009.6.13  滋賀県伊吹山  
 2010.5.22  千葉県   2010.5.22  千葉県 
 
 2011.5.14  愛知県  2010.5.22  千葉県
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