トンボソウ

ラン科 トンボソウ属



湿気のある林内に生える多年草で、高さ15〜35センチ。葉は下部に2個あり、狭楕円形。
淡緑色の花を穂状に多数付ける。唇弁は黄緑色がかった白色で、3裂しT字状。距は白色で下方に曲がる。



〜徒然想〜

花の形がトンボの頭に似ているからこの名がついたというが、そうですね、似てないこともないですね。
登山道脇の草の間にポツンと一つ、寂しげに咲いていた。箱根でヤマジオウやトンボソウなどをみましたとの情報から、急遽出掛けてきたが、ヤマジオウはみつかったもののトンボソウはみつからない。下山口に近くなり、そろそろ焦りも出てくる頃、ようやくみつかりほっとした。
同じような色で同じ位の背丈の草に紛れていたので、背後を通る登山者も何を撮っているのか分からなかったのでしょう。いぶかしげに振り返ります。

2007.8.19 神奈川県箱根(画像にポインターをおいて下さい)
2007.8.19 神奈川県箱根