ヤマハッカ
シロバナヤマハッカ

シソ科 ヤマハッカ属


 
20.6.10.7 東京都高尾山鹿児島県   2023.9.12 神奈川県箱根

山地の林縁などに生える多年草で、高さは40〜100センチ。葉は対生し、広卵形〜三角状広卵形で、粗い鋸歯があり、先は鋭頭〜やや鈍頭で、基部は急に細くなって葉柄につながる。
花は茎の先の集散花序に多数の唇形花をまばらに付ける。花冠は青紫色で長さ7〜10ミリ、4裂した上唇の中央に紫色の斑点がある。花期は9〜10月。北海道〜九州に分布する。


〜徒然想〜

北岳登山です。
今でも不思議に思っています。登りのときはこの花に全く気付いていません。同じ道を下ってきたときは、次々とこの花が目に入ってきました。
花探しとはこんなものだろうか。山の上にある花を期待しながら登るときは、それらの花ばかりをイメージしています。花撮影に満ち足りて下るときは、気持ちの余裕でしょうか。何でも見えてきます。
(この文を書いたときに収載した画像は、コウシンヤマハッカでした。長い間誤りを収載して恥ずかしいことですが、差し替えました。文は戒めとして残します。)

ときに白花の品種がみられることがあり、シロバナヤマハッカといいます。九州の遠征では、本種に混じり白花品をみることができました。

−同じ科の植物−

2012.10.27 鹿児島県 2019.9.28 神奈川県箱根
2012.10.27 鹿児島県 2012.10.27 鹿児島県
 
 2012.10.27 鹿児島県    2012.10.27 鹿児島県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery