ハハコグサ

キク科 ハハコグサ属

古代の帰化植物。日本全土の道端、畑、河川敷などに生える多年草で、高さは15〜40センチ。茎は叢生し、全体が白い綿毛に密に覆われ、白っぽく見える。根出葉はロゼット状になって冬を越し、花時には枯れる。茎葉はへら形〜倒披針形で、両面に白い綿毛がある。花は枝先に多数付く。
頭花は黄色。花柱は花冠より短い。総苞は球鐘形。花期は主に4〜6月。

〜徒然想〜

ハハコグサは、春の七草の一つで「おぎょう」といい、若芽を茹でて七草粥にする。
全草を乾燥したものは生薬の鼠麹草(そきくそう)といい、鎮咳作用があるので、咳や痰が絡むときに服用する。乾燥したハハコグサを燻した煙を吸っても、咳や痰に効き目があるという。慢性の気管支炎にも用いることができるが、胃痛、悪心等の副作用と思われる症状が出た場合は服用をやめる。急性扁桃腺炎には水で煎じて、その液でうがいをする。

本HPの開設当初に記載した文章です。
その後、この花や似た花との出逢い多くなると、なかなか難しい仲間であることが分かりました。宿題を背負った気がしています。

−同じ科の植物−
2017.5.6 東京都府中市
   2004.4.25 東京都調布市  
 2017.5.6 東京都府中市    2016.5.25 東京都高尾山
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