ヒトツバタゴ |
モクセイ科 ヒトツバタゴ属 |
2008.5.5 高知県 |
別名ナンジャモンジャ。丘陵のやや湿ったところに生える落葉高木で、高さは30メートルほどに達する。葉は対生し、長楕円形〜広卵形で全縁、若木は鋸歯がある。 雌雄別株で、新枝の先の円錐花序に、白い花を多数付ける。花冠は4深裂し、裂片は線状披針形。花期は5月。分布は岐阜県、愛知県、長崎県対馬であり、対馬では国の天然記念物になっている。 〜徒然想〜 今は5月〜新聞や知人のメールでナンジャモンジャの木の話が聞こえてくるので、この花をアップすることにします。モクセイ科の落葉高木で、学名が「雪のように白い花」を意味し、名のとおり多くの花を咲かせます。対馬、岐阜県、愛知県に自生していますが、今では全国に移植され親しまれています。 ヒトツバタゴは、複葉のトネリコ(タゴ)に似て、托葉のない単葉だからこの名が付いたようです。しかし、この名を知る人は少なくナンジャモンジャの木と呼ばれることが多いです。 ナンジャモンジャは、広辞苑にも載っていて「関東地方で、その地方には見られない種類の大木を指していう。」との説明がある。黄門さんが名を訊かれて「なんじゃもんじゃ」と誤魔化した逸話もあるようです。 分布は上記となっており、四国はありません。しかし、室戸岬に至る道路際では、見上げるほどの大木になって、周りを白く染めていました。高さは15メートルほどもあったでしょうか、とても植裁とは思えませんでした。 |
2005.5.8 東京都薬用植物園 |
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2008.5.5 高知県 |
2005.5.8 東京都薬用植物園 |