イブキジャコウソウ シロバナイブキジャコウソウ |
シソ科 イブキジャコウソウ属 |
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2004.7.24 八ヶ岳 |
低地〜高山の岩場や乾いた草地などに生える小低木で、高さは3〜15センチ。茎は細く地上を這って分枝し、先は立ち上がる。葉は卵形〜狭卵形で、先は鈍頭、基部はくさび形で全縁。 花は枝先に穂状に短い花穂を作って唇形花を密に付け、紅紫色、上唇は直立し、下唇は3裂して開出する。雄しべ4本のうち2本は長い。花期は6〜8月。北海道、本州、九州(北部)に分布する。 〜徒然想〜 いまでこそ高山の何処でも見ていますが、最初は志賀高原の自然園でした。その鮮やかな姿に感動したものです。 嗅ぐと麝香の臭いがするといいますが、嗅いでみたことはありません。蝶が群がることが多いから、きっといい香りがしているのでしょう。 シソ科イブキジャコウソウ属の仲間は、ハーブの「タイム」の名で広く知られています。発汗作用があり、風邪に用いると効き目があることから、健康茶としても好まれています。しかし、高山で見るこの花を摘んで、お茶にする気にはなりません。登山に疲れた体は、見るだけでも十分に癒されます。 このHPが癒しになることを願って、URL名にthymeを選びました。 白花品も八ヶ岳の尾根で出逢えました。 霧ヶ峰では、マット状ではなく背丈が高いものを見ました。葉の縁には長い毛が見られました。 −同じ科の植物− |
2003.8.1 志賀東館山高山植物園 |
2005.8.8 八ヶ岳 | 2009.8.7 伊吹山 | |
2010.8.13 長野県霧ヶ峰 | 2010.8.13 長野県霧ヶ峰 |
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