カモメラン

ラン科 ハクサンチドリ属

 
2006.6.3 長野県八ヶ岳
花は通常2個付く。この株は3個
  2005.6.7 長野県八ヶ岳

低山〜亜高山帯の林の中に生え、高さ10〜20センチ。花はふつう2個付き、唇弁に紫紅色の斑点がある。葉は1枚で、広卵形、長さ4〜6センチ。花期は5〜7月。北海道、本州中部地方以北、紀伊半島、四国に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳でホテイランを撮りに行ったときに、山荘の庭で偶然に見つけました。10センチほどの小さな花です。その時は未だ何かの花の蕾だと思って、2枚しか撮らなかったのが悔やまれます。幸いにして、一応見せられる写真が撮れていたことに感謝!感謝!です。

山の案内人の先導で深山に入ります。しかし、花の時期としては遅いので、その多くは終わっていました。それでも更に奥に歩を進めると、“あったー!”と、歓声が上がります。
葉に隠れ、小さなピンクが立ち上がっていました。10センチほどでしたでしょうか。盛期は過ぎていましたが、その可憐さは変わらりません。自生に出逢えたことを喜び、何度もシャッターを押した。
またまた、感謝!感謝!です。(2006年7月記)

その後、よく見られるようになりました。富士山でも、ひっそりと花を開いていました。

シロバナカモメランもまれに見られます。

−同じ科の植物−

2012.6.16 山梨県 2008.6.15 富士山
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