カワミドリ

シソ科 カワミドリ属

山地の草地や林縁に生える多年草で、高さ40〜100センチ。全体に特有の香気がある。葉は広卵形〜卵心形、鋸歯があり、先は尖る。
枝先に多数の花からなる長さ5〜15センチの花穂をつける。花冠は唇形で紅紫色、雄しべ4個が長く突き出る。

〜徒然想〜

車道に飛び出すように咲いていた。
植物園でしか見たことなかったが、その特徴ある姿はよく記憶している。人と車が行き交う中、慌ただしく撮りました。

ハッカに近い植物なので、やはり葉を指で揉むとハッカの香りがする。生薬名は「カッコウ」〜漢字では霍に草冠が付く字(当用漢字にはない)と香の字をあてる。別名は「排草香」など。「パチョリー」と聞くと香りを思い出される方もいるのではないでしょうか。
解熱、頭痛、消化不良、食あたりなどに効果があるようです。

−同じ科の植物−
2007.7.29 山梨県北岳
2016.7.23 長野県八ヶ岳 2005.9.4 東京都高尾山
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