センボンヤリ
キク科 センボンヤリ属

 
2004.4.11 東京都野川自然観察園   2007.5.3 新潟県

山野、丘陵などに生える多年草で、高さは春型で5〜15センチ、秋型で15〜35センチ。葉は根出葉がロゼット状になり、春型の葉は卵形〜倒卵状長楕円形、頭大羽状分裂し、裏にクモ毛が密生する。秋型の葉は卵形〜長楕円形、頭大羽状に中裂する。
頭花は、春型は1〜数個出る花茎の先に1個付き、白色で直径1.5センチほど。総苞は鐘形で長さ8ミリほど。秋型は数個出る花茎の先に閉鎖花を1個付け、円柱形〜円錐形、長さ1.5センチほどの総苞に包まれた筒状花だけからなる。花期は春型4〜6月、秋型9〜11月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

この花を始めてみたのは地元の自然園〜たまたま側にいたボランティアの方に咲いている場所を聞いたら案内してくれた。ロープの中だった。
毎年あるとは限らないのだという。なぜだか疑問が残った。
図鑑を見ていると、この花は春と秋に2回咲くとある。また疑問が残った。
春に咲く花は薄いピンク色の花を開き(舌状花)、秋は蕾のままの花(閉鎖花)を持つ。

自然園での撮影画像を、1枚を残し、自生種と差替えました。残念ながら、いずれも春に撮影したもので、秋型は撮影できていません。目立たず、見逃していると思われます。


−同じ科の植物−

 2013.4.17 埼玉県    2007.5.26 長野県
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