トウヤクリンドウ

リンドウ科



2003年8月、初めてこの花に出逢いました。足下を見ると緑の草に埋もれるように、つんと頭を出しています。目が慣れてくると、もう点々とあちこちに見えてきます。少ない土の岩の上にも天を突いて並んでいます。
花は僅かしか開かきません。それでも、花の中から虫が這い出してきます。

この花が終わる頃には、八ヶ岳の花の多くは終わります。だから、この花には八ヶ岳の花への別れを感じます。

トウヤクは「当薬」の字をあてる。当薬とはリンドウ科のセンブリの根を含む全草から得る生薬です。当薬は漢方処方には用いられないが、苦味を利用して食欲不振などに健胃薬として利用されてきた歴史をもっています。
トウヤクリンドウは、センブリと同様に苦味と健胃薬としての作用を持つことからこの名が付けられました。


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2003.8.23 長野県八ヶ岳
2003.8.23 長野県八ヶ岳
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