ヤマルリソウ
シロバナヤマルリソウ

ムラサキ科 ルリソウ属

 
2004.4.10 東京都裏高尾  


山地の木陰、林下、道端などに生える多年草で、高さは7〜20センチ。茎は開出毛が多い。根出葉はロゼット状に広がり、倒披針形、縁はやや波打ち、毛が多い。茎葉は2〜3個で、基部は茎を抱く。
花序は分枝せず、長さ2〜7センチの総状花序になり、多数の花をつける。花冠は直径1センチほど、淡青紫色。花期は3〜5月。福島県以南〜九州に分布する。

〜徒然想〜

丘陵や山地を歩いていると、やや暗い湿った地でよく見られます。直径が1センチほどの小さな花です。へら状の根生葉とともに地を這う姿ばかりを見かけていたと思っていましたが、写真を見ると斜上するものがあり、そうでもないです。最初に出逢ったイメージを引きずっているのでしょう。
ルリが付く名の先入観か、薄紫から少し濃い目の青紫が蛍光を帯びてみえます。
全体的に毛が多い植物で、花色は青系だけでなく、ピンク色を帯びたものも見られます。
ときに白色のものも見られ、シロバナヤマルリソウと呼ばれます。

−同じ科の植物−


 2006.4.2 東京都裏高尾    2006.4.23 東京都裏高尾
 
 2012.4.14 広島県    2006.4.23 東京都裏高尾
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