イヨトンボ |
ラン科 ミズトンボ属 |
暖地の湿った草地や法面などに生える多年草で、高さは10〜25センチ。葉はロゼット状に3〜6枚付き、広倒披針形。 花は茎の先に10個程度付き、淡黄緑色。唇弁は基部から大きく3裂し、両側の裂片は細く長く伸び先はねじれる。花期は8〜10月。本州千葉県以西、四国、九州に分布する。 〜徒然想〜 分布域はそれなりにあるようですが、絶滅が心配されている植物です(環境省絶滅危惧TA)。 前年にコオロギランが見たくて訪問した高知県ですが、あわせてイヨトンボとムカゴトンボの場所にも案内していただきました。しかし、いずれも花期には早く、花を咲かせていませんでした。 翌年、記憶を頼りに一人再訪するつもりでしたが、念のため場所を確認すると、全く方向違いでした。自分の記憶のいい加減さを痛感したものです。 イヨトンボは、水が滴る法面に貼り付いて生えていました。花の状態は丁度いい頃です。 両側の唇弁が髭のようにカールして伸び、何とも愛らしい、またひょうきんな姿です。 -同じ科の植物- |
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2014.9.4 高知県 |
2014.9.4 高知県 | 2014.9.4 高知県 |