オクハラスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

サクラスミレマキノスミレの交雑種。明るい草原などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。葉は卵形〜卵状披針形で、表面は緑色〜暗緑色、裏面は淡紫色を帯びる。
花は濃紫紅色〜濃紫色で、唇弁の基部は白く紫条があり、側弁は有毛。距は淡紫〜紫色で、やや上方に曲がる。花期は4月。長野県、群馬県に観察記録がある。

〜徒然想〜

この花を見て連想したのは、アルガスミレでした。濃紫色でやや大型の花が、何とも美しく凛としています。サクラスミレを片親とし、相方がスミレ又はマキノスミレですから、双方とも美しくなるのは当然かもしれません。
本種は、青系の紫色です。ヒナスミレエイザンスミレの交雑種は赤系の紫色になるのに対し、これも”きりっとした!”、いい色だと思います。
アルガスミレと同様に、なかなか出逢えないすみれです。
出逢いはちょうど昼時でした。食事をとる花仲間にあたたかく見守れながら、お先に撮らせていただきました。ありがとうございました。

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2016年4月
2016年4月 2016年4月
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