オオフガクスズムシソウ |
ラン科 クモキリソウ属 |
山地の樹林下、草地、岩場などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は互生し、卵状楕円形、縁は波打つ。 セイタカスズムシソウに似ているが、花の暗紫褐色が濃く、唇弁が厚くて縁が内側に巻き込む。花期は6〜7月。北海道〜本州北部に分布する。 〜徒然想〜 オオフガクスズムシソウという名を知り、調べてみると、2年前みつけられなかったエゾノクモキリソウと同じものでした。コウライスズムシソウの別名もあります。 縁あってこの花の生育地を知り、勇んで出かけてきました。あいにくの雨模様で、朝も早いこんな日は、熊の出没が気になります。鈴を付け熊笛を吹きながら、森の奥に進みます。腰を引きながら進む姿を、想像してみてください。 ようやく草木の陰にこの花をみつけたときは、ほっとしたものです。 花は、スズムシソウやフガクスズムシソウとよく似ています。でも、よく見ると花の形が明らかに異なります。唇弁が下に大きく丸まっています。花の紫褐色も濃いようです。緑色の花もあるとの情報があります。 -同じ科の植物- |
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2015.6.30 北海道 |
2015.6.30 北海道 | 2015.6.30 北海道 |