ウスバスナゴショウ

コショウ科 ペペロミヤ属

熱帯アメリカ原産の帰化植物。湿った林縁、草地などに生える1年草で、高さは10〜45センチ。茎は基部から分岐し、 多汁質で透明感のある淡緑色。葉は心形で、光沢がある。
枝先又は葉と対生して 長さ3〜6センチの穂状花序を出し、多数の淡緑色の小花を付ける。花期は8〜10月。

〜徒然想〜

登山道の法面には、いくつかの花が見られました。シマイボクサ、シマウリクサ、ナンバンツユクサなどで、ウスバスナゴショウはその一つで、目立たない小さな花でした。花茎の長さは10センチにも届かなかったでしょう。先にイボのような花を付けています。

似た花が思い出されました。
サダソウ(別名スナゴショウ)です。沖縄に初めて来たときに最初に案内された花で、運動場脇の岩場に生えていたと記憶しています。大きさは20センチを超えていたでしょう。
ウスバスナゴショウは、その超小型と言っていいでしょうか。緑の法面に溶け込むように生えていましたので、この植物が帰化植物とは信じられない想いです。

−同じ科の植物−
2014.9.26 沖縄県
2014.9.26 沖縄県 2014.9.26 沖縄県