ヒルガオ

ヒルガオ科 ヒルガオ属

日当たりのいい野原や道端などに生えるつる性の多年草で、葉はほこ形〜矢じり形、側片は斜め後方に張り出すが、裂けない。
花は葉腋に長い花柄を出し1個付け、花冠は漏斗型で、淡紅色、直径5〜6センチ。花柄は滑らか。花期は月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

東京近郊でも見かけるヒルガオですが、“花の伊吹山”でみると、また趣が違います。草原の間から顔を出す姿はみずみずしく、上品な感じまでします。
花の色は少しずつ違うものがみられ、ほとんど白で、シロバナヒルガオと呼んでもいいものがありました。
さあ、あとは下るだけです。駐車してあるゴンドラ駅まで、ゆっくり戻ります。

似た花にコヒルガオがあります。本種の葉は小さい耳があり細長い形ですが、個体差もあります。コヒルガオは、基部の耳が大きく張り出し、その先が2裂する傾向があります。葉幅も広めです。
また花柄が丸く滑らかで、コヒルガオの花柄には翼があります。
苞は大きく、先端が丸みを帯びることが多いです。コヒルガオの先端は尖ります。
コヒルガオの花は五角形になることも、見分けの1つです。
なお、両者の形態を併せ持つアイノコヒルガオもあります。

−同じ科の植物−
2009.8.7  滋賀県伊吹山
 2009.8.7  滋賀県伊吹山    2009.8.7  滋賀県伊吹山
 2009.8.7  滋賀県伊吹山    2009.8.7  滋賀県伊吹山
 
 2020.7.5 栃木県    2020.7.5 栃木県
 
 20225.9.23 神奈川県川崎市
葉は細長く、基部の耳は小さいです 変化はあります
  20225.9.23 神奈川県川崎市
苞は大きく、先は丸みがあります 花柄には翼がありません