カラフトモメンヅル

マメ科 ゲンゲ属

日当たりのよい河原、砂礫地などに生える多年草で、高さは20〜50センチ。茎は横に這い、先は斜上する。葉は奇数羽状複葉で、小葉は6〜11対。
花は緑色を帯びた白色で、萼筒には黒毛が圧着する。莢(さや)は黒熟し、白毛と黒毛が圧着する。花期は6〜7月。北海道に分布する。

〜徒然想〜

日光千手ヶ浜に隔離分布していましたが、こちらは絶滅したようです。
北海道においても、河原などの増水すれば流されるような厳しい環境に生えるようなので、危機的状態です。
事実、本画像も石がごろごろした河原で撮影しましたが、およそ2ヶ月後に同所を台風が襲いました。川の氾濫など、かつてないほどの被害が出たとあり、流されてしまったのではないかと、懸念しています。

萼筒に黒い剛毛が生えるのが特徴で、前年に撮影したモメンヅルとは、だいぶ様子が違います。花期は6〜7月とされていますが、2016年は6月初旬では残り花の撮影になってしまいました。

−同じ科の植物−
2016.6.6 北海道
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