ミヤマラッキョウ |
ユリ科 ネギ属 |
山地〜亜高山帯の草地、礫地、岩場などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は線形で3〜4個付き、縁に乳頭状の突起がある。 花は茎頂に球形の散形花序となり多数付く。花披片は6個で卵状長楕円形、長さ5ミリほど、紅紫色。雄しべは花披片より少し長い。花期は6〜8月。北海道〜本州中部以北に分布する。 徒然想〜 似た名の花にヤマラッキョウがあります。違いの一つは花の付き方で、ヤマラッキョウは長い花柄があり放射状に付くのに対し、ミヤマラッキョウは球状に固まって付きます。 また、花の似たものにはアサツキやエゾネギがあります。大きな違いは、これらの葉は円筒形(中空)なのに対し、ミヤマラッキョウは扁平です。 このように、初見の花に出逢うたびに以前見た花との違いを調べることが度々です。なかなかやっかいですが、これも植物と接する楽しさなのかもしれません。 なお、本種は、本州では山地に生えますが、北海道では海岸近くにも生えます。礼文島ではまだ固い蕾でした。 -同じ科の植物- |
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2015.7.3 北海道 |
2015.7.3 北海道 | 2015.7.3 北海道 |
2013.6.13 北海道 |