サマニオトギリ

オトギリソウ科 オトギリソウ属

日高地方アポイ岳周辺のカンラン岩地に生える多年草で、高さは15〜30センチ。茎は叢生し、直立して上部で分枝する。葉は対生し、広卵形。
花は集散花序に付き、花弁は黄色で直径1.5〜2.5センチ。花弁と萼には黒点がなく、花柱は子房の2倍の長さがある。花期は7〜8月。

〜徒然想〜

前回の5月の訪問から2ヶ月も経つと、当たり前のことですが、花はすっかり様変わりしていました。
アポイマンテマアポイハハコ、この地の固有種が次々と現れます。
花後のヒダカイワザクラの葉を確認しながら、5月のアポイ岳を懐かしく思い出します。至福の山散歩です。

サマニオトギリは、葉が円く、花弁や萼に黒点がないことが特徴で、アポイ岳の固有種ともいえます。
花弁や蕚片などに黒点が見られるオトギリソウの仲間が当たり前のような気になっているときに、花弁に黒点もなくきれいな黄色は新鮮でした。

−同じ科の植物−
2012.7.22 北海道アポイ岳
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