シライトソウ |
ユリ科 シライトソウ属 |
山地の林下や谷沿いに生える多年草で、高さは15〜50センチ。根出葉はロゼット状で、長楕円形〜倒披針形、縁は細かい波状になる。花茎には柄のない線形又は披針形の葉を付ける。 花は花茎の先に長さ5〜20センチの穂状花序になり、多数の花が下から順に咲き上がる。花被片は白色で6枚、太い線形で、上の4個は8〜12ミリ、下の2個はごく短い。花期は5〜6月。秋田県以南〜九州に分布する。 〜徒然想〜 まだ咲き始めたばかりというところでしょうか。花の多くは上下が重なり、花序の長さは長いもので10センチほど、縁が白くなり始めたトンガリ帽子のような蕾も見られます。もう少しすると、花序を伸ばし、独特の白いブラシのような姿になっていくのでしょう。 ミカワバイケイソウを見た後に、以前訪れたことのある丘陵地に寄ってみました。秋にミカワマツムシソウなど蛇紋岩地独特の植物が生えるこの地は、日当たりのいい場所ではシライトソウが多く、林内ではキンランが盛りと咲いていました。 そして、森全体には初夏を思わせるハルゼミが鳴いていました。 島根県では、ひんやりした沢沿いを案内して頂きました。まだシライトソウの花はありませんでしたが、咲いたら一気に明るくなる森です。 −同じ科の植物− |
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2011.5.24 愛知県 |
2009.5.31 愛知県 | 2011.5.24 愛知県 |
2008.5.4 島根県 |