ダルマエビネ |
ラン科 エビネ属 |
暖地の自然林下などに生える多年草で、高さは30~40センチ。葉は楕円形~卵形。花は花茎の先に、総状花序に数個が付く。 花は平開し白色で、菱形状円形、長さ6~8センチ。唇弁の基部は淡紫色で、内側基部に黄色で3裂する肉質隆起がある。萼片の外側に緑色の毛が密にあり、淡緑色に見える。花期は6~7月。九州南部~沖縄県に分布する。 別名 ヒロハノカラン ~徒然想~ 鹿児島県南部から南西諸島にかけて夏咲きのエビネがあります。オナガエビネ、ダルマエビネ、ツルランなどで、オナガエビネとツルランの自然交雑種としてリュウキュウ(ユウヅルエビネ)が知られています。 いずれも長い花茎を持ち、その先にかたまって花を付けます。交雑種を作ること、花期、花が似ていることなどから考えると、これらは一つのグループとしてもいいように思えます。 その中で、ダルマエビネは比較的小型で、花茎の長さは40センチほどです。唇弁が先広がりで、その形状からダルマエビネの名があるようですが、別名のヒロハノカランの所以が分かりません。ヒロハ(広葉)でないカラン(花蘭)があるわけでもないようです。 -同じ科の植物- |
|
2016.7.4 鹿児島県 |
2016.7.4 鹿児島県 | 2016.7.4 鹿児島県 |
もっとこの花を見る → | ![]() |
![]() |