ツルラン

ラン科 エビネ属

 
2016.7.5 鹿児島県   2016.7.5 鹿児島県


暖地の広葉樹林下などに生える常緑多年草で、高さは40〜80センチ。葉は6枚ほど根生し、卵状〜楕円状長楕円形。
花は10センチほどの総状花序に沢山付ける。唇弁は3裂し中央裂片はさらに2つに分かれ、基部に黄色か紅色の隆起がある。花期は6〜9月。九州南部〜沖縄県に分布する。


〜徒然想〜

10年ほど前、南の島に通い始めた当初よりこの名は知っていて、既に撮影済みと思っていましたが、未撮影でした。
理由は、多分ツルランとオナガエビネの自然交雑種がリュウキュウ(ユウヅルエビネ)と呼ばれると教えられ、ツルランの名になじみがあったためではないかと考えられます。

花は純白です。唇弁が特徴的で、基部の紅色の隆起や側弁を開いた様子などをみると、いかにも蘭という風情です。
この花やダルマエビネが、奥深い森の中で静かに咲いている・・・これこそ”自然”です。いつまでも、静かな森であることを願うばかりです。


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   2016.7.5 鹿児島県  
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