トサコバイモ

ユリ科 バイモ属

山地の湿り気のある林縁や林下などに生える多年草で、高さは10センチほど。葉は茎の上部に対生する2個とその上部に輪生する3個が付く。
花は茎頂に1個下向きに付き、白色で細い筒状鐘形。花被片には網目状の紫褐色の斑紋があり、葯は紫色。花期は3〜4月。四国、九州中部に分布する。

〜徒然想〜

幸運な、うれしい出逢いでした。
アワコバイモを見て、その足でトサコバイモの観察地に向かう途中で、ふと道沿いの斜面に咲くこの花に気付きました。車を降りると、あちこちにこの花が咲いています。
やったーー! 

カメラを持ち出し、じっくりと撮影します。他に行き交う車もなく、静かな山間での撮影です。
時おり、鳥の声が、チチッと聞こえます。

ホソバナコバイモにそっくりですが、葯は紫色(ホソバナコバイモは、今回のコバイモを訪ねる旅では確認できなかったが、白色です。)。九州では双方とも分布するという。
コバイモ類7種目のゲットとなりました。

−同じ科の植物−
     <日本のコバイモ8種類はこちら
2012.4.21 愛媛県
 2012.4.17 愛媛県    2012.4.17 愛媛県(画像にポインターをおいてください)
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