ホソバイヌタデ

タデ科 イヌタデ属

 
2021.10.16 栃木県   イヌタデ 2021.10.24 東京都調布市


水辺、湿地、川の氾濫原などに生える1年草で、高さは30〜60センチ。茎の下部は地を這い、上部は直立して分枝する。葉は互生し、線形〜披針形、先は細まり、基部はくさび形。表面は縁近くに短毛があり、裏面に盤状の腺点が散在する。托葉鞘は筒形で膜質、本体の2/3程度の縁毛がある。
花は枝先に円柱状の偽総状花序となってやや密に花を付ける。花被は淡紅色で長さ2.5〜3ミリ、5深裂し、裂片には疎らな盤状腺点がある。花期は9〜10月。近畿地方以東に分布する。

〜徒然想〜

ホソバイヌタデの名を知り、その気になって探してみることにしました。場所は水湿地の縁です。このような環境でしか見られないようです。
すると、イヌタデと雰囲気の違うものがみつかりました。まず、花穂の色は淡い桃色です。
葉は明らかに細長く、イヌタデに見られるような斑紋は見られません。ただ、中にはイヌタデのように幅広いものも見られます。裏面には盤状の腺点があり、脈上に毛が見られます。托葉鞘は筒形で、長い縁毛があります。
心がけてそれらを撮影したつもりですが、撮れているでしょうか。


−同じ科の植物−

 2021.10.2 栃木県   2021.10.2 栃木県 (画像にポインターをおいてください) 
 
 2021.10.2 栃木県    2021.10.2 栃木県
 
2021.10.16 栃木県      2021.7.17 栃木県
 
 2021.10.2 栃木県    2021.10.2 栃木県