キンシベボタンネコノメソウ

ユキノシタ科 ネコノメソウ属

ボタンネコノメソウの変種。山地の渓流沿い、谷間などの湿った地に生える多年草で、高さは10センチほど。根生葉は開花時にも残る。
花茎はほぼ無毛、茎葉はふつう1対の葉を対生し、無いものもある。葉は緑色又は赤紫色を帯び、円形〜楕円形、基部は切形〜広いくさび形、鈍鋸歯がある。上部の苞葉は広楕円形〜卵形で鮮黄色。萼裂片は直立し、淡緑色〜淡黄色。雄しべは8個で萼裂片からとび出ない。葯は黄色。花柱は2個。花期は4〜5月。近畿以西の日本海側に分布する。

〜徒然想〜

この花を撮り直すために再び同地を訪れました。
数年前、他の花を探しに訪れたとき、ネコノメソウ類はほとんど花は終わっていました。かろうじて残っていた花を記念に撮っておきましたが、後にキンシベボタンネコノメソウの名を知り、確認のため再訪したのです。

やはりキンシベで間違いなかったようです。
鮮やかな黄色の苞葉と8個の雄しべ、黄色の葯を確認しながら撮影しました。
近くには母種のボタンネコノメソウもあり、赤褐色の萼裂片以外はよく似ていることが比較できました。

−同じ科の植物−
2019.4.28 滋賀県
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 2014.5.4 滋賀県    2019.4.28 滋賀県
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