コチョウショウジョウバカマ
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ユリ科 ショウジョウバカマ属
   APG分類 シュロソウ科
山地のやや湿った林下、草地などに生える多年草で、高さは10〜30センチ。ショウジョウバカマの変種で、葉はやや薄く、縁に細かな波状鋸歯がある。
花は白色又は淡紅色を帯び、花被片はやや短い倒卵状長楕円形で、基部は次第に細まり、花柄との境が膨らまない。花期は3〜4月。九州に分布する。

〜徒然想〜

コチョウショウジョウバカマの名は、従来はシロバナショウジョウバカマとツクシショウジョウバカマと分けられていましたが、明確な差異をもって互いに区別されないとして、混乱を避ける意味から新たに与えられました。

本項の画像はツクシショウジョウバカマとして観察・撮影したものです。シロバナショウジョウバカマとして撮影したものは別項を参照してください。

遺伝子的見地からということですが、個人的には、両者を別種として見ていたいです。
シロバナショウジョウバカマを観察した時には、花被片は純白でしたし葯も白色です。一方、ツクシショウジョウバカマを観察した時には、花被片や花柱はやや赤みを、葯は紫色を帯びていました。葉は細かい鋸歯が見られました。

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2019.4.5 熊本県
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