ヨツバムグラ

アカネ科 ヤエムグラ属

田畑の畦、山地の草地、礫地などに生える多年草で、高さは20〜50センチ。茎は下部で分枝し地を這い中ほどで立ち上がる。4稜があり無毛。葉は4枚輪生し、卵状楕円形〜卵円形。先端は短く尖り、縁と裏面に毛がある。
花は枝先や葉腋から短い花序を出し数個の花を付ける。花冠は淡黄緑色〜白色で直径1ミリほど、先は4裂する。花期は5〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

以前、オオバナノオオヤマサギソウを撮影した地に向かおうとしましたが、道は藪で閉ざされ通れなくなっていました。最近は盗掘などで数が減っているとのことで、現状を確認に寄ってみたのです。

道は閉ざされていましたが、それもいいかもしれません。この藪の奥には草原が広がっているはずです。閉ざされた草原で生き延びてくれれば、それに越したことはありません。
一方で、周りの草が茂ればオオバナノオオヤマサギソウは埋もれ消えてしまうことも懸念されます。近年中に再訪し、現地の方に確かめたい気もしています。
道の途中にはヨツバムグラと思われる花が小さな4弁の花を付けていました。

−同じ科の植物−
2018.7.31 山梨県
2018.7.31 山梨県     2018.7.31 山梨県  
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