イヌショウマ

キンポウゲ科 サラシナショウマ属

山地や丘陵の湿った地に生える多年草で、高さ50〜80センチ。根出葉は2回3出複葉で、小葉は卵円形、3〜5裂する。
花は花茎の先に穂状花序を出し、丸い蕾が開くと、萼片と花弁がすぐに落ち、白色で房状の雄しべが花のように多数付く。花期は8〜10月。関東〜近畿地方に分布する。

〜徒然想〜

林の縁に白い花が見えました。近寄るとすぐにイヌショウマの名が浮かびましだ。
一本の茎は倒れ、小さな流れに頭を入れています。起こしてあげるが、すぐに元に戻ってしまいます。せめてと、流れから出して他の草に寄り掛けておきました。

翌年、あてもない山散歩。小道を見つけて、進路変更です。
一人の登山者と遭遇します。カメラの資材や膝当てをみると同好者に間違いなく、声をかけますが、残念ながら、返事は素っ気ないもので、会話ははずみませんでした。
小道は、イヌショウマ、オクモミジハグマシモバシラなどが多く、まっ盛りです。その後は人に出会うこともなく、興奮しながらもゆったり花撮影です。

−同じ科の植物−
2006.9.23 東京都裏高尾
2006.9.23 東京都裏高尾    2007.10.6 東京都裏高尾
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