ガクウツギ |
ユキノシタ科 アジサイ属 |
関東地方以西の山地の沢沿いの斜面や林縁に生える落葉低木で、高さ1.5メートルほどになる。葉は対生し、長楕円形、縁には浅い鋸歯があり、先は尾状に尖り、光沢がある。葉裏の脈腋に白い毛が密生する。 両性花ははじめ淡黄緑色で、のちに黄色。装飾花の萼片は3個で白色、ときに黄色味を帯びる。花期は5〜6月。 〜徒然想〜 高尾の中では暗い林道で、歩を進めるに従って静けさが増して、さらに進むと不気味な気持ちにもなってくる。 ガクウツギは、そんな林道を曲がったときに突然に現れた。やや明るくなったものの暗い中の真っ白は、林の中にボーっと浮かび上がって見えた。コントラストがなかなか見事です。 この日はウツギ、コゴメウツギも丁度盛り、ウツギ3兄弟の競演です。 といいたいところですが、ウツギはウツギ属、コゴメウツギはバラ科、ガクウツギはアジサイ属で、兄弟ではありません。 −同じ科の植物− |
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2007.5.12 東京都裏高尾(画像にポインターをおいて下さい) |
似た花にコガクウツギがあります。実は、別項でコガクウツギを掲載していたのですが、明確にそれとする画像ではなく、削除してあります。 葉の形態、装飾花の大きさの違いだけが決めてでなく、両性花もよく見極める必要があります。 例えば、左下の画像の両性花はコガクウツギと思われたのですが、確信が持てなくなりました。 コガクウツギと確信が持てる両性花の画像が撮れるまで、もう少し宿題としておきます。 |
2006.5.14 東京都裏高尾 |
2014.5.28 東京都高尾山 | 2019.5.25 東京都高尾山 |
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