キバナクロユリ

ユリ科


〜徒然想〜

きつい登りを終え、リュックを降ろして、ゆっくりと花畑を散策をします。回りは青紫のチシマギキョウが目立ち、その他白や黄色や赤紫・・・と百花繚乱。目をこらせば、アオノツガザクラも見えます。
喜びに浸りながら、一つずつ撮影していきます。

“えっ、まさか!!”
と見つけた一つの花。ミヤマクロユリの黄花品ではないだろうか。珍しい花との出逢いに、撮影しながら、一層喜びがわいてきます。
周りには花が萎んだものが多く見られ、花期に少し遅れたようです。別のところで見つけたタカネマンテマも、既に花は終わっていました。来年、また出掛けることになりそうです。
その後、この花を目指して登る機会がありましたが、その時はまだ蕾でした。その後は機会がありません。クロユリの歌がありますが、今もひそかに咲いていることでしょう。祈ります。

石川県白山自然保護センターのホームページには白山のクロユリが紹介され、その中で「花全体が黄色のものをキバナクロユリと呼んで区別する場合もあります。」とあります。高山ですのでキバナミヤマクロユリと呼ぶのがいいのでしょうか。

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2006.8.11 山梨県
2006.8.11 山梨県
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