クロウスゴ

ツツジ科 スノキ属

亜高山〜高山帯の日当たりのいい場所に生える落葉低木で、高さは1.5メートルほどになる。葉は楕円形で、全縁、無毛。
花は若枝の葉腋に1個ずつ下向きに付き、花冠は淡黄色〜淡紅色、壺形で、先が5浅裂する。花期は6〜7月。果実は黒く熟し食べられる。
花が扁平なミヤマクロウスゴ、北海道には茎の下部が地を這うミヤマエゾクロウスゴがある。

〜徒然想〜

出逢いは古く、高山の樹林帯でよく見ていました。最初は実だと思っていました。八ヶ岳で稜線に花が咲き出す6月初旬、若葉と共に実がなるなんて、と不思議に思った記憶があります。
まだ花を撮り始めたばかりのことです。当初のデジカメはまだ性能が悪く、小さな花を撮るには不向き。発色の悪いボケボケのストック写真が残っています。

先端が五角形に平な黒い実を付けることからこの名がある。実とは裏腹に、その花は赤い斑がはいり、可愛らしい。
雪解けとともにコヨウラクツツジに似た扁平壺形の花が咲き出し、葉の展開よりも早い。大きさは6、7ミリというところでしょうか。枝先は赤く色つきます。

−同じ科の植物−

2007.7.28 山梨県北岳
   2004.6.26 長野県栂池  
 2009.6.26  山梨県北岳   2009.6.26  山梨県北岳  
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