ミミナグサ

ナデシコ科 ミミナグサ属

2006.6.10 福島県桧枝岐 2005.4.30 東京都高尾山


山野の草地、土手、田畑の縁、道端などに生える2年草で、高さは15〜30センチ。茎は下部から分枝して斜上し、茎は普通暗紫色を帯び、密に短毛があり、上部には腺毛も混じる。葉は対生し、卵形〜長楕円状披針形、先は円頭〜鈍頭、両面に毛がある。葉柄は無い。
花は集散花序になり、ややまばらに付く。花弁は白色で5枚、先は2浅裂し、直径1センチほど。雄しべは10個。萼片は長楕円形で花弁とほぼ同長、短毛と腺毛があり、赤紫色を帯びる。花柄は長さ5〜15ミリ。種子は広卵形、赤褐色で長さ0.6ミリほど、細かい円柱状の突起がある。花期は4〜6月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

ミミナグサと
オランダミミナグサの写真フォルダを整理していたら、それぞれに両者が混在していた。いかに当初は両者を区別していないか露見することになった。茎や萼の毛の状態、花柄の長さが識別の指標となる。茎の色が暗紫色になることで区別するとの報告がみられたが、両者とも暗紫色の茎になることがあり、あまり指標にならないことを知りました。花や萼の形、長さはよく似ています。

以上は本HPの開設当初に記載したコメントです。オランダミミナグサとの違いは、
小花柄が5〜15ミリでオランダミミナグサよりも長く、そのため花がばらけたように咲きます。オランダミミナグサは、花が密集して咲きます。
いい画像がなく、なかなか画像を追加できませんでしたが、ようやく少しまともな項になりました。

−同じ科の植物−

2006.6.10 福島県桧枝岐(画像にポインターをおいて下さい)
2022.5.7 栃木県 2022.5.7 栃木県
2007.5.3 新潟県 2022.5.7 栃木県
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