カキラン

ラン科 カキラン属

山野の日当たりのよい湿地などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。葉は互生し、5〜10枚付き狭卵形で、基部は茎を抱く。
花は茎頂に10個余り付き、黄褐色、唇弁は白色で中に紅紫色の斑が入る。花期は6〜8月。北海道〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

知人との出逢いに限らず、思いがけない花との出逢いというのは、何ともうれしいものです。
ある湿地を散策していると、草陰に鮮やかに色付く花が見られました。すぐに本種と分かりました。以前に箱根湿生花園で見たことがあり、いつかは自生の姿を見たいと念じていましたが、縁無く、すっかり忘れ去っていました。それだけに、この出逢いは何ともうれしかった。
山里の奥に広がるこの湿地は訪れる人も少なく、いつも静かな花散歩を楽しませてくれます。この日はオオヤマサギソウクサレダマ、名前を調べなければならない多くの植物を見ることができました。

箱根湿生花園で撮った画像をアップ済みでしたが、稚拙な文章で恥ずかしく、画像と共に差し替えました。

−同じ科の植物−
2011.7.17 長野県
 2012.6.30 東京都  2014.7.24 群馬県尾瀬
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