クロクモソウ

ユキノシタ科 ユキノシタ属

山地〜高山帯の湿った草原や岩場に生える多年草で、高さは10〜40センチ。葉は根生し、腎円形、そろった鋸歯がある。
花は円錐状に多数付け、暗紫色で、花弁に白色の縮毛がある。花期は7〜8月。本州中部地方以北、大峰山に分布する。

〜徒然想〜

ぎざぎざの縁を持つ丸い葉とその立ち姿から、ユキノシタ科の植物と想像することは難しくありません。
独特な花の色により、足元で見つけるとすぐこの花と分かります。花は星形できれいです。

八ヶ岳赤岳のクサリ場では、人を避け、岩の隙間に身を寄せて咲いていました。

色が似たものにタカネシュロソウがありますが、こちらはユリ科です。背が高く、幅が1〜2センチの細長い葉をもちます。

クロクモソウの緑花品を北岳で見つけました。セイカクロクモソウの名を持ちます。

−同じ科の植物−
2007.8.12 長野県八ヶ岳
2005.8.27 山梨県北岳
タカネシュロソウ
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