マルバコンロンソウ

アブラナ科 タネツケバナ属

 
2006.4.23 東京都裏高尾 


山地の湿った所、木陰などに生える2年草で、高さは7〜20センチ。茎は葉とともに白い毛が多い。葉は羽状複葉で、小葉は3〜7個、頂小葉が最も大きく、円形〜卵形、基部は心形で、丸い鋸歯縁。
花は短い総状花序になり、白色の花を付ける。花弁は4個、倒卵形、長さ5〜7ミリ。花柄や萼にも毛がある。果実(長角果)は広線形で1.6〜2.5センチ、密に毛がある。花期は4〜6月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

春の山散歩、足下に見知らぬ花が開きかけています。葉や蕾が細かい毛で覆われ、まだ姿を現していません。

翌週の山散歩、小さな白い花を咲かせていました。
4弁なのでアブラナ科の項を探しましたらこの名がありました。
コンロンソウは背丈が80センチほどにもなります。同じコンロンソウの名を持つには、背丈があまりにも違いすぎます。いずれも雪のように白い花を咲かせます。
似た花に
ミツバコンロンソウがあります。こちらも小さく、背丈は10センチほどのものが多いです。

−同じ科の植物−

 2006.4.23 東京都裏高尾   2006.4.22 東京都奥多摩 
2006.4.22 東京都奥多摩
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