ナルコユリ |
ユリ科 アマドコロ属 APG分類ではクサスギカズラ科 |
2012.6.24 栃木県 | 2012.6.24 栃木県 |
山野の林下、草地などに生える多年草で、高さは50〜80センチ。茎は丸く稜がない。葉は披針形〜狭披針形で裏面の脈上に小突起がある。若葉は中央に白い縦筋が入ることが多い。 花は葉腋から出た花柄の先に筒形の花を1〜5個、垂れ下がって付ける。花筒は緑白色で先の方が濃くなり、長さ2センチほど。果実(液果)は球形で直径7〜10ミリ、黒紫色に熟す。花期は5〜6月。関東地方以西〜九州に分布する。 〜徒然想〜 アマドコロとの区別に迷った時期がありましたが、今は迷わなくなりました。 ナルコユリは茎が丸く、花柄からの花の付根に緑色の突起があるのに対し、アマドコロは茎に角張った稜があり、緑色の突起がありません。 また。ナルコユリは花柄の先がさらに短柄に分かれ多数の花を付けるのに対し、アマドコロは短柄がなく花の数も少ないです。 とは言え、現場でこの花に遭遇したときに、どっちがどっちだったか忘れるときがありました。 茎が丸い方は”マルコユリ”、と覚えることにしました。 なお、本種は、APG分類ではクサスギカズラ科に分類されています。 −同じ科の植物− |
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2018.5.27 東京都高尾山 |
2018.5.27 東京都高尾山 | 2018.5.27 東京都高尾山 |