セキヤノアキチョウジ
シロバナセキヤノアキチョウジ

シソ科 ヤマハッカ属

 
2006.10.7 東京都高尾山   2009.10.4 山梨県

山地の木陰などに生える多年草で、高さは30〜90センチ。葉は対生し、長楕円形〜披針形、先は尖り、低い鋸歯がある。
花は長さ10〜25ミリの花柄の先に総状に多数付き、花冠は青紫色で唇形、筒部は長さ16〜18ミリ。花期は9〜10月。関東〜東海地方に分布する。

〜徒然想〜

秋の山散歩で癒される花です。
花が少なくなってきている登山道や林道脇の草むらに鮮やかともいえる紫の姿を見せてくれます。細長い花と長い花柄でいつも風に揺れています。その分、撮影には気を使います。

アキチョウジは岐阜県以西にあり、関東、中部にあるこの花とは棲み分けがされているとされています。セキヤの由来は、関屋は箱根の関所小屋の意味であり、そこにこの花が咲いていたからといわれています。

ネットで検索すると、アキチョウジとセキヤノアキチョウジはよく比較されています。参考にしてください。

なお、本項でシロバナセキヤノアキチョウジとしたものは、やや青みがあるように見えます。ひいき目では、カメラの青かぶりと考えたい思いです。

−同じ科の植物−

 2006.10.7 東京都高尾山    2009.10.4 山梨県
2006.10.7 東京都高尾山
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