タカネサギソウ

ラン科 ツレサギソウ属

 
2005.8.8 長野県八ヶ岳   2006.7.30 長野県八ヶ岳


亜高山帯の湿った草地などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉は一番下の葉が大きく、長楕円形、水平よりやや上向きに付き、先は鈍頭、基部は茎を抱く。上方の葉は披針形、段々小さくなる。
花は茎頂に5〜10個付き、淡緑〜黄緑色。苞は披針形、花より長い。唇弁は舌状、長さ8ミリほど、距は長さ7〜14ミリで、下向きに湾曲する。花期は7〜8月。北海道〜本州中部地方に分布する。

〜徒然想〜

ミヤマアケボノソウを夢中で撮影しているときに、ふと目に入りました。何気なく1枚だけ撮っておいたもので、あとでタカネサギソウと知りました。高さ10センチほどだったでしょうか。残念ながら、花の盛期は過ぎていました。でも、住処は分かりました。また会いに行きます(2005.8月)。

翌年、同じ場所で多くの株を見ることができました。東北の山でも出逢いましたが、まだ開花していませんでした。
キソチドリとの違いが気になりますが、キソチドリは側花弁が細長く伸び、葉が水平に付きます。

−同じ科の植物−


2006.7.30 長野県八ヶ岳 2006.7.30 長野県八ヶ岳
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